この写真のシャツを見て下さい。ひどい状態ですね。実はこのシャツ…
クリーニングに出し、1年ぶりに着用しようとクローゼットから出した状態のもの。
クリーニングに出す前も、受け取った時も、こんな黄ばみはなかったはず…一体何が起きたのか?
仮にもし黄ばんでいたシャツをクリーニングに出しいたとしても、こんな状態で戻ってきたらクリーニングに出した意味がありません。こんな黄ばんだ状態でシャツを着て会社になんて行けません。
「これがプロの仕事なのか?」
と言いたくなってきます。
ちなみに、このクリーニング屋のHPを見ると「しみ抜き職人」「しみ抜き除去率98%」と書いています。
そもそも98%って数字には根拠があるのか不思議なものですが…。
このシミの除去率ってのを公開しているクリーニング屋がありますが、シミの付いた服を10点持って行って、本当に9店以上完璧にキレイになって戻って来るのか?
今回のシャツの状態を見ると、その実態を知りたくなてきます。
答えは簡単ですね。汗の汚れ、皮脂汚れなど汚れが残った状態だからです。それらが時間の経過と共に酸化してしまい黄ばみが発生します。
洗わずに放置していた場合はわかりますが…
クリーニングに出したシャツが1年後に黄ばむと言うのは何故か?
これこそ不思議ですね。
数年前に「洗わずアイロンだけして返却している」と愛知県クリーニング会社が内部告発された事件がありました。
関係者に起きうる可能性を聞いてみると…
どうやら、汚れが落ちていないと言うよりも、洗剤か薬品かが残留したままの可能性が高いようです。
要するに、クリーニング会社が忙しい4月や5月だと本来は水洗いすべきものをドライクリーニングし、汗の汚れが落ちずに黄ばみが発生した可能性が考えられます。
他にはYシャツを洗うと時に使うアルカリ剤が残り、それによる黄ばみの可能性です。
もしも、このようなケースが起きた場合、衣類にクリーニングタグが残り未着用であれば、クリーニング会社に持ち込みきちんと状況を伝えるのが良いでしょう。
レシートもクリーニングタグが無い場合でも、実際に黄ばみが発生しているのであれば、伝えるべきと私は思います。
その店が話を聞くか聞かないかは店の品位によりますが、話を聞かない店であれば「今後の利用は一切やめておくべき」です。
逆にしっかり話を聞いてくれ、しっかり対応をしてくれる店であるなら、信頼すべき良い店だと思います。世の中に失敗のない完璧な店など存在しないからです。
問題が起きた時こそ、その店の素顔が見えますね。
ただ、黄ばみを家庭で落とすのは難易度は少し高いです。だから落とせない場合もありますが、やってみる価値はあります。
この家庭で「黄ばみ」の落とす場合のポイントは酸素系漂白剤を使う事、アルカリを使う事、そして温度を高める事です。この3点を意識して根気よくやれば、かなりの確率で黄ばみは落ちます。
※頑固な汚れの落とし方と同じ方法で落とせるかも。
黄ばみで悩んでいるなら、ダメもとで自分で実践してみるのも良いですね。ただ自信が無い場合は無理せずにクリーニング店に相談するのが得策です。
普段出している店がダメな場合…、
他にもクリーニング店は沢山あります。探してみましょう。
家庭染み抜きは、難しいと感じたら、無理をしないのが鉄則です。失敗し衣類をダメにしたら勿体ないです。
大切にしている服の為にも、無理をせずクリーニングに出しましょう。