衣類についたシミは時間が経てば経つほど落ちにくくなります。
だから、カレーが衣服についたり、パスタのソースがブラウスに飛んだら、出来るだけ早く水で洗い流すなど処置をするのが賢明です。
頑固なシミの染み抜きに使用するものは「台所用洗剤」「酸素系漂白剤」「セスキ炭酸ソーダ」「クエン酸」を使います。
もし、楽チンに落としたいなら…
プロ用の「染み抜き剤 スポッとる」を持っておくと便利です。
ただ、すぐに水で洗い流すことが出来ない場合、洗濯したけど、台所用洗剤で擦ってみたけど全然落ちなかったなんて場合もあります。
ここでは家庭で出来る「頑固なシミ」の落とし方を紹介します。
このページで紹介するしみ抜き方法が適しているのは、カレー、パスタ、焼肉タレ、コーヒー、紅茶、しょう油、ソース、また黄ばみなど食べこぼしのシミが中心です。
もちろん「家庭で落とせないシミ」もあります。家庭染み抜きには限界があります。
主に家庭しみ抜きで使うモノは「台所用洗剤」「酸素系漂白剤」「セスキ炭酸ソーダ」「クエン酸」です。
これらはドラッグストアーや百均、ネットで安く手頃に購入できます。
例えば頑固なカレーのシミ
子供服などは日常的な食べこぼしのシミ。例えばカレーのシミは洗濯機で洗ってもシミが残ってしまう場合が多いです。
もし、チョチョイと落とせたら嬉しいですね。
さて、それでは衣類にカレーのシミが付いてしまったときの落とし方を紹介しましょう。今回シミを落すのに使用した洗剤は…
(強いシミ抜きです色柄物は要注意)
台所用洗剤
液体酸素系漂白剤
セスキ炭酸ソーダ
この中で「台所用洗剤」と「酸素系漂白剤」は各家庭に置いてあって、常用していると言う方も多いと思いますが、「セスキ炭酸ソーダ」は持ってない人が多いかもしれませんね。
この「セキス炭酸ソーダ」とはアルカリ剤で、少し頑固なシミの場合に有効です。100均でも売っています。
もし「セスキ炭酸ソーダ」でなく「重層」でもOKです。
また「粉末タイプの酸素系漂白剤」もアルカリですので、液体の酸素系漂白剤と粉末の酸素系漂白剤を混ぜて使うのもOKです。
ちなみに、シミ抜き本などを読んでると、アルカリをパワーアップさせるのに「アンモニア水」を紹介されている場合がありますが、私が試した限りではアンモニアはオススメしません。
使いにくし、臭いし、お値段も高めな場合が多いです。アルカリ剤を購入するなら「セスキ炭酸ソーダ」が安く効果的です。
当サイトでは「セスキ炭酸ソーダ」を最もよく紹介しています、その理由は手頃に強いアルカリの力を使うことが出来るし、何より安く手に入るからです。
写真は試験紙でpHをチェックしたものです。「セスキ炭酸ソーダ」でなく「重層」でも良いのですが、重層の方は弱アルカリで、カレーなど頑固なシミは「セスキ炭酸ソーダ」の方がアルカリが強くシミは落ちやすいと感じているからです。(それほど大差はありませんが…)
PHをチェックする時は「PH試験紙」 を使うととても便利。
このPH試験紙は、アルカリ濃度をチェックしたい時に重宝します。ただ基本的に必要はないと思います。
手順は簡単です。
①最初にシミの場所をしっかり水で洗いす。
②シミに台所用洗剤を付けます。
③歯ブラシなどでトントンと叩くようにシミの中に洗剤を浸透させます。(擦らないように注意)
台所用洗剤を付けて、歯ブラシでトントンするだけで落ちる場合も多いです。もし落ちたら、ここでシミ抜きは終了です。
ただ、この作業だけで簡単に落ちないケースは多いので、酸素系漂白剤を使って次のステップに進みます。
④衣類に酸素系漂白剤を少しかけます。
液体酸素系漂白剤を使う場合、「小皿を用意して、そこに酸素系漂白剤を入れて」と言う手順がシミ抜き本などに書かれてますが、私は面倒なので、酸素系漂白剤を直接、衣類にかけています。
(小皿を用意するなど丁寧な方が理想的と思います)
⑤「セスキ炭酸ソーダ」をパラパラふりかけます。
シミ抜き本では重層をよく使っていますが、要領は同じです。
また小皿に液体酸素系漂白剤と混ぜてペースト状にと書かれてることが大半ですが、ここでも面倒なので、直接指で摘まんでパラパラとセスキ炭酸ソーダ(もしくは重層)をシミの場所にふりかけます。
そして歯ブラシでトントンと浸透させます。
※擦らないように注意
⑥ドライヤーで加熱させます。
シミを落とす時、熱をかけるのがポイントになりますので、ドライヤで加熱します。
私は30秒ほどして、また液体酸素系漂白剤を少量かけて濡らし、ドライヤーで加熱を3~4回繰り返しています。
以上の工程は1回ではシミは落ちません。基本的に染み抜きは回数が多いほどよく落ちます。そしてシミが消えたら終了です。
アルカリ剤を使用していますので、最後にクエン酸で中和(洗面台に水を入れて、クエン酸を小さじ1~2杯入れ混ぜ、そこに染み抜きした衣類を入れる)しましょう。
そして、最後に念のため、洗濯機で再洗いするのが理想です。
ただ、染み抜きをやって落ちない場合…
シミが3~4回やって効果がない場合は、全く薄くならない場合、それ以上やっても落ちません。諦めましょう。
ムリをすると生地を傷める場合があります。見切りも大切です。その場合はクリーニング店に依頼するのがおすすめです。
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