お雛様を飾るタイミングは、いつ頃が良いか思わず考えてしまう事ってありますよね。「確か去年は…」なんて一生懸命記憶を呼び起こそうとする方も多そうに感じます。
このお雛さんを出す時期は、基本的には決まっていないようですが、立春(節分の翌日、2月4日ごろ)から2月中旬にかけてがよいと言われているんですよ。
節分で豆まきをして厄を払ったあとに飾るのが一般的です。
また、二十四節気のひとつ「雨水(うすい)」に飾るとも言われることがあるようです。
この雨水とは、「雪や氷が溶けて雨水として降り注ぐ日」と考えられており、農耕の準備をはじめる目安とされていました。
毎年2月18日、19日にあたります。でも、せっかくなら少しでも長く飾っておきたいので節分の後すぐがおすすめです。
他にも、ひな人形を飾るタイミングを「大安吉日」など縁起の良い日を選ぶ方も多いようです。要するに雛人形を出す時期は大した問題はない と言う事です。
だから立春の前でも後でも気にしなくて良さそうです。大切なのは楽しむこと、愛でること。気軽に飾ってあげましょう。
昔から良く耳にする言葉の一つで、「雛人形をしまうのが遅れると、婚期が遅れる」とよく言われるものがあります。
これは一つの迷信で「片付けが出来ないようでは、きちんとした女性になれず、お嫁さんにもなれない」と、しつけの意味を込められたもの。
お雛さんを片づけるタイミングとしては、3月3日を過ぎたら出来るだけ早くが望ましいですが、慌てて片付けるよりも天気を意識する方が大切です。
人形に負担の少ない「よく晴れた湿気のない日に片付ける」という事が大事です。湿度の高い時に片づけてしまうと、シミやカビの原因になってしまいます。気を付けましょう。