洗濯表示の水洗い×は洗えないの?

洗濯表示ってややこしいと混乱している方はいませんか?

 

例えば「ドライマーク」は家庭で洗濯が出来ないのではないか?でも「ドライマーク専用洗剤」って洗剤が売っていたり、洗濯機には「ドライコース」と言った言葉まであります。

洗濯表示ってややこしい?

さらに洗濯表示には「ドライ×」やら「手洗い×」なんて表記もありますね。ドライ?水洗い?手洗い?頭が混乱するのも当然です。

 


   

それでは、ここで簡単に整理をしてみましょう。

一般的に洗濯には2つの方法があります。それは①水洗い ②ドライクリーニングです。

 

この①の水洗いに関しては家庭でもクリーニング屋でも出来ますが、②のドライクリーニングは家庭では出来ません。何故ならドライクリーニングとは石油などの有機溶剤を使った洗い方になり、専用設備と使用許可が必要だからです。

●ドライクリーニングについての詳細はこちら

 

■ドライマーク洗剤って何がおすすめ?
もっとも人気あるドライマーク洗剤は「ハイ・ベック」です。そして性能的に評価が高いのが「プロ・ウォッシュ」と言って良いでしょう。また安価に手に入る最も一般的なものは「エマール 」になります。

要するに家庭では「水洗い」しか出来ません。

 

この事が全てにおいて前提になります。「ドライマーク」やら「ドライコース」やら、これらは頭をややこしくするだけですので、あまり考えなくて大丈夫です。

 

ドライマークは「ドライクリーニングが出来るか否か」の目安としてのマークですのでクリーニング屋が見るマークと思っても大丈夫。

洗濯機の「ドライコース」や洗剤の「ドライマークが洗える」については、ウールなど優しく洗う方法について書いているものだと解釈して間違いはありません。

 

<スポンサーリンク>


水洗い×のマークの場合は?

 

ドライマークをクリーニング屋が見るマークとして無視した場合、見るべき洗濯表示は「水洗い」に関するマークになります。

そこで、もしも水洗いが×になっている洗濯表示を目にしたらどうしますか?家庭では洗えないと言う事っでしょうか?

 

水洗い×の洗濯表示

この答えは断定することは出来ません。

それは「水洗い×」が何故なのか?その正しい理由を知る必要があるからです。もし素材だけが理由で水洗い×なのであれば、「オシャレ着専用洗剤」を使用すれば洗える場合が多いです。

 

例えば、ウール製品の大半は「水洗い×」になっていますが、これが×の理由なら実際には優しく手洗いすることで簡単に洗う事が出来ます。また合成皮革などの場合も同様です。

ただし、素材としてレーヨンやキュプラの場合は、素材の特徴として水に弱いとされ、水に漬けると縮んでしまう恐れがあります。この素材に関して唯一「プロ・ウォッシュ」と言う洗剤だけがメーカーが洗えると公言していますので、試してみては如何でしょうか。

もし水洗い×の理由が色が出る場合なら要注意です。要するに水で色が出てしまうものは、根本的に水で洗う事が出来ません。また水で洗う事で溶けてしまうような紙でできた衣類なども、当然洗う事は出来ません。当たり前の事ですが、これらは例外としてご注意ください。

 

ドライマークの意味は?
家庭で簡単に出来るしみ抜き方法